IH粉体塗装システム

メーカーMipox株式会社

  • 脱脂工程の省略
    高周波誘導(IH)加熱により塗装前の脱脂工程は不要。脱脂工程が不要になることで作業の効率化とコスト削減が可能
  • 乾燥時間の大幅な短縮
    塗装の内側から均一に加熱されるため、ムラなく効率的な乾燥が可能。従来の方式に比べ大幅に乾燥時間を短縮
  • 設備の省スペース化を実現
    乾燥時間の短縮により作業スペースの節約と製造ラインの効率化が可能に。一般的な設備に比べて約1/3になることも
  • 均一な加熱
    部品全体を均一に加熱することにより部品の変形や歪みのリスクが低減し品質を一貫して保つことが可能
  • エネルギー効率の向上
    IH加熱は部品を直接加熱するため、エネルギー変換効率が高いとされる。エネルギーの無駄が少なく省エネ・脱炭素にも貢献

粉体塗装とは、顔料や樹脂、添加剤などを粉末状にした塗料を使用して塗装を行う方法です。塗料を加熱して固めることで塗膜を形成し、焼付塗装としても知られています。
液体塗装では塗料に含まれる溶媒が大気中に放出されるため、環境への悪影響が懸念されます。しかし、粉体塗装では溶媒を一切使用しないため、環境に優しい塗装方法と言えます。

ロボット使用での塗装イメージ
粉体塗装の作業イメージ
粉体塗装を使用した研磨剤

粉体塗装の特徴として、静電粉体塗装法と流動浸漬塗装法の2つの方法があります。

  • 静電粉体塗装法では、高電圧をかけたスプレーガンを使用して粉体塗料を被塗物に静電気を利用して付着させます。
  • 流動浸漬塗装法では、ワークを塗料に浸漬させる方法です。

それぞれに特徴がありますが、どちらも効率的な塗装を実現することができます

  • リードタイム・プロセスが短縮できる
    粉体塗装では塗膜が液体塗装に比べて厚く形成されます。そのため、厚塗りをするために重ね塗りをする必要がなく、一度の塗装で済ませることができます。これにより、プロセスの短縮が可能となります。
  • 経済的かつ環境にやさしい
    粉体塗装は塗料のリサイクルやリユースが容易です。塗料の余剰分や剥離した塗膜は回収して再利用することができます。これにより、塗料の使用量を減らすことができ、経済的かつ環境に優しい塗装方法となります。
  • 耐久性や防食性に優れる
    粉体塗装は厚塗りのため耐久性や防食性に優れています。粉体塗装で塗装した製品は用途によりますが品質の高さが期待できます。
  • 塗装品質の安定化、自動化につながる
    液体塗装はタレ、透けなどが発生しやすく、品質にバラつきが出やすい塗布方法です。粉体塗装では、ロボットの活用などプロセスの自動化が容易で、安定した塗装品質を確保することが可能です。
環境有機溶剤を使用しないため中毒、大気汚染、悪臭の心配が激減。VOC及び悪臭防止法規制に該当しない
安全性引火点が高く火災の危険性が非常に少ない。危険物法規制、消防規制が無い
作業性作業者の熟練を要せず自動化し易い
コスト揮発成分が無く塗料の回収・再利用ができる為、塗料ロスが少ない
塗料耐薬性、耐食性、耐候性、耐汚染性等に優れる
実証実験ラボ全体

塗装する製品の加熱条件を最適化するため、IH粉体塗装システムを導入前にシミュレーターによる解析、試作コイルによる温度均一化の検証をいたします。試作コイルで得られた基礎データをもとに、塗装工程専用のコイルを設計・製作し、お客様の安心と信頼性を確保いたします。

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