CPI / Atmospheric Plasma
大気圧プラズマ表面処理装置 BLUEMACH
7種のリアクターの組み合わせで、最適なコーティングを実現する、
ロールtoロール 大気圧プラズマ表面処理装置
BLUEMACHは、ロールtoロール大気圧プラズマ表面処理装置です。
表面活性化・親水/疎水・シリカ/シリコン系ナノコーティング・シリコンフリー離型など、
7種類のプラズマリアクターを標準搭載。
用途に応じた7種類のリアクターの組み合わせを実機テストで見極め、フィルムごとに最適なコーティングをご提案します。
PP・PET・PTFE・PEEK等の高分子フィルムを
最大500m/min・最大幅2,000 mmで連続処理。
プライマー不要で接着・印刷密着性を高めます。導入前には、フランス本社で自社フィルムの実機テストが可能です。
こんな課題ありませんか?
接着しにくい素材、安定しない処理品質、連続ラインへの組み込み——表面処理でこんな悩みに直面していませんか?
難接着材料の
密着性確保が難しい
フッ素系樹脂(PTFE・ETFE)やPP・PEなどの低表面エネルギー材料では、
印刷・接着・ラミネートに必要な密着力が得られず、プライマーや化学処理が必要で工程が複雑化していませんか?
コロナ処理では
効果・品質に限界がある
コロナ処理は効果が経時で低下しやすく、処理ムラや薄膜への穴開きも起きがちです。
密着の安定や、ナノコーティングのような機能付与までは対応しきれず、処理品質に限界を感じていませんか?
既存ラインへの
インライン組み込みが難しい
バッチ式の表面処理では連続生産ラインへの組み込みが難しく、処理後の再汚染リスクや設備導入コスト・試作のリスクが課題になっていませんか?
BLUEMACHが解決します
3つの課題に対して、BLUEMACH は大気圧プラズマの技術で応えます。
Roll-to-Roll連続処理で、プライマー不要の高密着(難素材も対応)
高反応性プラズマによるグラフト処理で表面を活性化。
プライマーを使わなくても、後工程のラミネート接着剤・蒸着金属・印刷インキがフィルム表面へ強固に密着します。
数千mの長尺フィルムを連続処理でき、フッ素樹脂(PTFE・ETFE)やPEEK、PP・PEなど、通常は接着が難しい難素材にも対応します。
「難接着材料の密着性確保が難しい」を解決
均一・薄膜に優しく、ナノコーティングまで(AP-PECVD)
大気圧プラズマ(AP-PECVD)は処理が均一で、コロナ処理で起きやすい効果の経時低下・処理ムラ・薄膜への穴開きを抑えます。
さらに、コロナでは難しいシリカ/シリコン系のナノコーティングや、
親水〜疎水・表面エネルギー(20〜72 mN/m)の精密制御まで、1台で対応します。
均一・高品質な処理で、「コロナ処理の効果・品質の限界」を解決
真空設備なしで、既存の生産ラインへインライン組み込み
大気圧下で処理するため真空チャンバーが不要。巻き出しから巻き取りまでの連続搬送(Roll-to-Roll)で、
バッチ処理では難しい長尺・高スループットの量産に対応し、既存の生産ラインへインラインで組み込めます。
処理後の再汚染リスクも抑えられます。
真空不要の連続処理で、「既存ラインへのインライン組み込み」を解決
BLUEMACH が選ばれる理由
数ある表面処理装置の中でBLUEMACHが選ばれる、他の方式にはない強みです。
7種のプラズマリアクターを標準搭載。組み合わせで最適なコーティングを提案
一般的な大気圧プラズマ表面処理装置は、1台でできるコーティングが
1〜数種類に限られます。
BLUEMACHは7種類のプラズマリアクターをすべて標準搭載。
アプリケーションに応じて、使うリアクターを例えば3個、5個と言ったように
任意に選んで組み合わせられるため、組み合わせのパターンは何通りにも広がります。お客様のフィルムでの実機テストを行い、フィルムごとに最適な組み合わせをご提案します。
特にシリカ/シリコン系ナノコーティングとシリコンフリー離型(Ximofilm)はCPI社独自の領域で、複数の装置・工程を1台に集約でき、総保有コストの低減にもつながりやすい構成です。
コロナ処理・真空プラズマとの違い
コロナ処理では難しい難素材対応・ナノコーティングを、真空設備なしのインライン連続処理で実現します。
| 項目 | コロナ放電 | プラズマ処理(一般) | CPI AP-PECVD(BLUEMACH) |
|---|---|---|---|
| 均一性 | 低い(ムラ) | 高い | 非常に高い |
| 薄膜へのダメージ | 穴開きリスク | 少ない | 少ない |
| 難素材(PTFE/PEEK) | × | 装置による | ◎ 対応 |
| ナノコーティング | × | 限定的 | ◎ シリカ・シリコン |
| 設備 | 簡易 | 真空が必要な方式あり | 真空不要・インライン |
出典:CPI技術 等。詳細はお問い合わせください。
BOPP フィルムの顕微鏡 (AFM) 画像
1μm×1μm画像(タッピング)
処理条件によって表面エネルギーを精密に調整できることを示しています。
特許技術を持つ、世界唯一の独自プロセス
ロールtoロール大気圧プラズマ表面処理装置は特許設計。
中でも、シリコンを使わない離型(はくり)ライナー Ximofilm は「産業スケールで唯一」とも言える独自技術で、模倣が難しい強みです。
導入前に、フランス本社でサンプルテスト
CPIフランス本社には実機があり、
お客様のフィルムで実際にプロセスチューニングを行い、処理レシピを最適化します。
導入前に自社フィルムで性能を確認できるので、大型設備でも安心して選定できます。
主要仕様
| 処理方式 | Roll-to-Roll(連続搬送)大気圧プラズマ |
|---|---|
| プロセス | グラフト処理(表面活性化)/ AP-PECVD(コーティング蒸着) |
|
|
| 低表面エネルギー処理 | 20 mN/m 未満(超撥水・剥離性付与) |
| 高表面エネルギー処理 | 最大 72 mN/m(超親水・高密着) |
| 処理速度 | 最大 500 m/min(市場最速クラス)※幅2,000 mm時は数百m/min |
| 処理幅 | 最大 2,000 mm |
| 連続長 | 数千m |
| 真空設備 | 不要(大気圧下処理) |
| ガス組成制御 | 表面特性を精密調整 |
| 受託製造 | 対応(装置導入前の試作・評価も可) |
※ 処理速度・処理幅はCPI公式製品動画に基づく最大値(幅と速度はトレードオフ)。仕様は用途・ラインに合わせてカスタマイズ対応します。
詳細はお問い合わせください。
主な対応用途
コロナ処理や一般的な装置では対応しにくい、BLUEMACHならではの用途です。
有機EL封止・バリア膜
シリカ系PECVDバリア膜(ナノコーティング)を真空レスの連続処理で成膜。有機EL封止・食品包装バリア向け。
剥離ライナー・粘着テープ
シリコンフリー離型(Ximofilm)でシリコン塗工から置換。リサイクル可能な離型ライナーに。
難素材・航空宇宙
コロナでは難しいPTFE・PEEKの表面処理。プライマー不要で接着・密着性を確保。
医療デバイス
親水/疎水のナノコーティングで、バイオセンサー・医療用フィルムの表面を機能化。
- PP(ポリプロピレン)/ BOPP
- PE(ポリエチレン)
- PET(ポリエチレンテレフタレート)
- PA(ポリアミド・ナイロン)
- PVC(塩化ビニール)
- FEP / PTFE(フッ素樹脂)
- ETFE / ECTFE / PVDF / PVF
- PEEK(高機能エンジニアリングプラスチック)
- 光学・電子材料フィルム(偏光板・PI/CCL等)
- 農業用温室フィルム(ETFE滴下防止処理)
- 包装フィルムの接着・印刷密着性向上
- 電池セパレータの表面改質
- 接着性・ラミネート密着性の向上
- 水性・溶剤系・UV/EB硬化インクへの印刷密着性
- ラミネート・メタライゼーション密着性
- コーティング剤の密着性
- 超撥水・超親水の精密制御
- 帯電防止特性の付与
- バリア性・硬質コーティング(AP-PECVD)
導入の流れ
お問い合わせ・ご相談
基材・目標表面特性・生産ライン仕様をお聞かせください。最適なプロセスと構成をご提案します。
サンプル評価・デモ処理
お客様の素材でデモ処理を実施し、表面エネルギー・密着性の評価データを取得します。
仕様確定・ライン設計
評価結果をもとにレシピ・装置仕様をご提案し、確定します。既存ラインへの組み込み設計も行います。
設置・立ち上げ・量産移行
CPI社エンジニアと連携して設置・試運転・オペレーター研修を行い、量産ラインへ移行します。
充実したサポート体制
株式会社メディア研究所は CPI社の日本代理店として、サンプル評価から量産立ち上げ・アフターまで一貫してサポートいたします。
輸入装置でも「導入後や設置が不安」を国内窓口で解消します。
サンプル評価・受託製造
お客様素材のデモ処理・評価データ取得から、装置導入前の受託製造まで柔軟に対応します。
設置・立ち上げ支援
CPI社エンジニアと連携し、装置設置・試運転・オペレーター研修まで一貫してサポートします。
アフターサービス
定期メンテナンス・消耗品供給・プロセス最適化サポートを行い、安定稼働を長期支援します。
よくある質問
BLUEMACHは、CPI(Coating Plasma Innovation、フランス)が開発したRoll-to-Roll大気圧プラズマ表面処理装置です。PP・PET・PTFE・PEEK等の高分子フィルムの表面活性化(グラフト処理)や、AP-PECVD(大気圧プラズマ強化CVD)によるコーティング蒸着を連続処理できます。プライマーなしで接着・印刷密着性を大幅に向上させます。
BLUEMACHは大気圧下で処理するため、真空チャンバーが不要です。Roll-to-Roll(連続搬送)方式により、数千mの長尺フィルムを連続処理できます。バッチ処理の真空プラズマと異なり、既存の製造ラインへのインライン組み込みが容易で、高い生産性を実現します。
PP・BOPP・PE・PET・PA・PVC・FEP・PTFE・ETFE・ECTFE・PVDF・PVF・PEEKなど、幅広い高分子フィルムに対応しています。特に表面エネルギーが低く接着・印刷が困難なフッ素系樹脂(PTFE・ETFE等)の前処理に効果的です。
はい、装置導入が困難な場合の受託製造(お客様素材のプラズマ処理)と、お客様サンプルを用いた評価処理が可能です。まずはお問い合わせフォームまたはお電話(0466-90-4286)にてご相談ください。担当者より詳細をご案内いたします。
はい、BLUEMACHは既存のRoll-to-Rollラインへのインライン組み込みを想定した設計です。CPI社はターンキーソリューションとして装置設計から設置・立ち上げまでを一括提供できます。オペレーションレシピの明確化から受け入れ検査まで、一連のサポートを行います。
コロナ処理は主にぬれ性改善に用いられ、処理ムラが出やすく薄膜への穴開きリスクや、フッ素樹脂など難素材への対応が困難です。BLUEMACHの大気圧プラズマ(AP-PECVD)は均一性が高く薄膜へのダメージが少なく、PTFE・PEEK等の難素材にも対応します。さらにコロナ処理ではできないシリカ・シリコン系ナノコーティングやシリコンフリー離型など、7種類の処理を1台で組み合わせられます。
仕様・ライン構成により異なるため個別お見積りとなります。BLUEMACHは1台で7種類の処理を実現できるため、機能ごとに複数の装置を導入する場合と比べ、総保有コスト(TCO)で有利になるケースがありますのでお問い合わせください。
